信念:「企業の健全な発展」こそが、「働く人が正しく報われる社会」を創る

【原点】憲政史上初の「女性衛視」。国会の秩序を守り、剣道で鍛えた心

私が社会保険労務士を目指した原点は、働きながら学んだ大学時代にあります。 経済的に自立して学ぶため、当時は国家公務員として、衆議院事務局に入局。「憲政史上初の女性衛視」として採用され、まさに男性社会の只中で働いておりました。 深夜に及ぶ国会待機、「牛歩戦術」が繰り広げられる本会議場の秩序を守る日々……。大学の授業に間に合わず、悔しい思いをした夜も一度や二度ではありません。それでも、激務の合間を縫って触れる「法律」の勉強は、私にとって希望の光でした。

また、衛視として必須であった武道(剣道)を通じて、心身を鍛え抜きました。 今でも鮮烈に覚えているのは、元内閣総理大臣の橋本龍太郎先生と稽古をご一緒させていただいた経験です。 張り詰めた空気の中で竹刀を交え、対峙した瞬間の緊張感。そこから学んだ「相手の動きを見極める集中力」と「動じない心」は、今の私の大きな精神的支柱となっています。

そんな日々の中で、私は労働法のゼミで衝撃的な事実に直面しました。パートやアルバイトにも有給休暇の権利があることを知り、「知らなかったでは済まされない法律が、現場ではあまりに知られていない」と強い危機感を抱いたのです。 「正しい知識がなければ、会社も従業員も守れない」。この時の痛烈な想いが、今の私の仕事の礎となっています。

【実績】労働委員会の最前線で見た「紛争の真実」

大学卒業後は県庁に入庁し、30年以上にわたり公務員として行政の現場に携わりました。 中でも私のキャリアを決定づけたのは、「労働委員会事務局」での6年間です。

そこは、弁護士、大学教授、労働組合幹部、そして大企業の経営層といった、社会の第一線で活躍する方々が、それぞれの立場に立ち、解決の糸口を模索する場でした。

私は事務局職員としてその運営に携わり、数え切れないほどの労使紛争の行方を、一番近くで見てきました。

法律論だけでは割り切れない感情のもつれ、立場の違いから生まれる主張のぶつかり合い。 どのようなケースがこじれ、どのようなケースが円満に解決するのか。 その裏側にある経営者の苦悩や、実務のリアルな流れを肌で感じてきた経験が、今の私の大きな財産となっています。

【使命】「戦う」のではなく「守る」ための労務管理を

かつて国会の秩序を守っていた私は今、「経営者の皆様が、安心して本業に専念できる環境(会社の秩序)」を守るためにここにいます。

労使トラブルは、勝ち負けで終わらせてはいけません。しこりが残れば、企業の成長は止まってしまうからです。 これまでの経験で培った知識と、紛争の現場で磨かれたバランス感覚を活かし、私は「企業の健全な発展」と「そこで働くすべての人が正しく報われる環境」の両立を目指します。

事務所はアクセスの良い秋葉原にございますが、私自身は江戸川区で生まれ育ち、今も江戸川区に住んでおります。 東京・千葉・埼玉・神奈川の経営者様はもちろん、地元の江戸川区で社労士をお探しの方も、ぜひお声がけください。

経営者の皆様の頼れるパートナーとして、紛争の火種を早期に発見し、解決まで全身全霊で伴走することをお約束いたします。

代表プロフィール

Profile

氏名安部 香織(あべ かおり)
保有資格・社会保険労務士
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
・両立支援コーディネーター
・剣道2段、漢字検定2級など
主な職歴【衆議院事務局】
・憲政史上初の「女性衛視」として採用される。院内の秩序保持、深夜国会対応等の実務に従事。
【千葉県庁】
・県行政にて30年以上にわたり実務に従事。
・千葉県労働委員会事務局にて6年間、労働争議の調整・審査に関する事務(運営)等に従事。
居住地東京都江戸川区(生まれも育ちも江戸川区です。)
大学大学時代は法学部で労働法のゼミに所属し、「働く人の権利」について深く学びました。それが今の仕事の基礎となっています。第一外国語として、中国語を学びました。人生初の海外旅行は中国でしたが、発音が難しく、現地でガイドさんに何度も直されてしまいました。(そのような経験もあり、中国語でのご相談はお受けしておりませんが、文化に親しみを感じています。)
家族秋田県出身の夫と実母の3人で暮らしています。実母は要介護4で、皆様に助けていただきながら、在宅介護を続けております。
趣味・
事務所名の由来
趣味はウォーキングです。 公園の近くを歩いているとき、空に向かって堂々と咲く白い大きな花を見つけました。それが「タイサンボク」の花でした。その姿は、花言葉の「威厳」そのもの。その花のように凛とした姿勢でお客様の権利を守り、花言葉の「前途洋々」のとおり、お客様の明るい未来を拓いていくパートナーでありたい。「たいさんぼく」という事務所名には、そのような願いが込められています。

メッセージ

私は、経営者の皆様の一番身近なパートナーです。

日々の業務に潜む「これくらいで相談していいのかな?」という些細な気がかり。 それは、労使間の紛争という大きな火事を防ぐための大切な「火種」であると同時に、より良い職場を創るための「宝のヒント」でもあります。

どうか一人で抱え込まず、お気軽にお声がけください。 共に、明るい未来を拓きましょう。